ソウル観光で街中を散策しながらショッピングをするのに、明洞(ミョンドン)と並んで必ず挙げられるエリアが、今回紹介する仁寺洞(インサドン)です。
仁寺洞は、景福宮や昌徳宮などの王宮近くにあってソウル中心部からのアクセスがよく、韓国の古き伝統家屋の街並みを感じることができます。
今回の記事では、仁寺洞に観光に行く前に役立つ情報をざっくりと紹介いたします!
仁寺洞のメインストリート
仁寺洞はどんなところ?こんな方にお勧め!
高層ビルが立ち並ぶ首都ソウルにあって、仁寺洞(インサドン/인사동)は、独特の古き街並みを感じられる少し大人向けの観光エリアです。仁寺洞では、韓国の伝統家屋が連なり趣きのある街中を散策しながら、ひとときのショッピングやお茶、食事などを楽しむことができます。このエリアには、南北に700mほどのメインストリート「仁寺洞キル」が縦断し、その道沿いの多くのお店では、ちょっとしたお土産に適した伝統工芸品や小物類、様々な品々が売られています。そのほかに骨董品・陶磁器・古美術・表具のお店や、美術作品を展示したギャラリーなどが点在しているのも特徴です。
メインストリートの道沿いの両側には、迷路のように入り組んだ狭い路地が伸びています。こうした路地裏には、有名な韓定食店や、伝統茶屋・カフェ、マッコリが飲める居酒屋などがありますので、時間に余裕があれば散策してみるのも面白いです。
仁寺洞のメインストリートを中心に移動するのであれば、1時間半ほどで回り切れるかと思います。もし食事やお茶などもするのであれば、予めお店を下調べしてから訪れることをお勧めします。ただし、夜8時頃には多くのお店が閉まってしまうと思います。
仁寺洞を観光する際には、近くに景福宮や昌徳宮などの王宮や、繁華街である明洞(ミョンドン)がありますので、一緒に続けて回るのにも便利です!
仁寺洞のまとめ
仁寺洞の路地裏
仁寺洞のスポット・見どころは?
- サムジキル(삼지길):4階建てのショッピングモール(2004年オープン)
- アンニョン仁寺洞:5階建ての複合モール(2019年オープン)
- 仁寺セントラルミュージアム:アンニョン仁寺洞にある展示館
- 仁寺洞マル:ショッピングモール(2014年オープン)
- ミュージアムキムチ間:仁寺洞マルにあるキムチ博物館
- 耕仁(キョンイン/경인)美術館:1983年にオープンした美術館(→公式サイト)
- 博物館は生きている(박물관은 살아있다):トリックアートを楽しめる
- タプコル(탑골)公園:ソウル最初の都心公園
- 雲硯宮(ウヒョングン/운현궁):朝鮮時代の歴史的邸宅
- ソウル工芸博物館:韓国の工芸品を展示(2021年7月開館)
- 曹渓寺(チョゲサ/조계사):大韓仏教・曹渓宗の総本山のお寺
コネストの仁寺洞エリアガイドに各種情報が詳しく紹介されています➡リンク
仁寺洞の地図(韓国語)はこちらを参考!→リンク
仁寺洞の歴史を振り返ろう!
李氏朝鮮時代(1392年~1910年)の仁寺洞は、景福宮や昌徳宮などの王宮近くにあって、一部の王朝行政機関があり、かつ住民の居住地でした。王宮に務める市民(中人)たちが多く住んでいたといいます。特に仁寺洞には、功臣の業績を調査する官庁「忠勲府(충훈부)」、警備を行う「里門(이문)」、行政用の絵を描く「図画署(도화서)」があったと伝えられています。
もともとこの地域は別の名称でしたが、日本統治時代であった1914年に寛仁坊と大寺洞という地名から「仁」と「寺」の字を取って、「仁寺洞」という名が付けられました。そしてこの時代から、骨董品店が建てられ始めたといいます。
さらに時代が下り、1970年代に画廊や表具店などの美術関連の店が集中するようになり、1988年のソウルオリンピック以降に、一般客向けの観光地化が進みました。
近年、仁寺洞一帯には、古くからの韓屋を使って伝統茶店や飲食店がオープンする一方、新しい現代風の複層建物も建てられて、外国観光客も訪れるソウルの代表的な観光エリアになっています。
参考:https://encykorea.aks.ac.kr/Article/E0068375(韓国語)
1971年当時の仁寺洞
仁寺洞への行き方・アクセス
- 地下鉄3号線・安国(アングク/안국)駅 ➡ 仁寺洞の北側入口の最寄り駅
- 地下鉄1号線・鐘閣(チョンガク/종각)駅 ➡ 仁寺洞の南側入口の最寄り駅
仁寺洞の周辺スポット・隣接エリア
[周辺の観光スポット][隣接エリア]
- 光化門・市庁エリア
- 益善洞
- 明洞
- 北村韓屋村
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