ソウルシティツアーバスは、ソウル市内の人気観光スポットをつないだコースを周回するバスです。
1枚のバスチケットを購入して、ソウルの主要な観光地を一日で効率よく回ることができます。ただし、バスチケットは2万ウォン前後で、そのバスの周回ルートは決まっているので、チケットを購入するかどうか悩むところだと思います。
今回の記事では、ソウルシティツアーバスについて紹介するとともに、実際にバスに乗る前に知っておきたいことをざっくりわかりやすく解説します!
【目次】
ソウルシティツアーバスはどんなもの?こんな方にお勧め!
ソウルシティツアーバスは、ソウル市内の人気観光スポットを巡回するのに、いくつかの決まったコースが用意されています。バスチケット1枚を購入すると、一日の間、そのコース内の各停留所で何度でも乗り降りができます。そのコース内にバスが、30分~1時間ほどの間隔で運行しています。好きな停留所で降りたあと、しばらく周辺の観光を楽しみ、再び後発のバスに乗って別の停留所に移動することができます。
ソウルシティツアーの中で代表的なコースは、李朝の王宮、青瓦台、明洞や仁寺洞、ソウルタワーや梨泰院などの江北エリア(※漢江の北側)を回るコースです。コース内には十数か所の停留所(=観光スポット)があり、バスは1時間半ほどかけてコースを一周しています。
停留所「光化門駅」
夜間コースもあり、これは出発地で一度バスに乗ったら、途中乗車・下車はできません。ソウルの街の夜景の眺めを楽しむコースです。
こうしたソウルシティツアーバスは、2つのバス会社が運営しています。それぞれの会社が互いに似たコースを運営している点は知っておきましょう。
ソウルを始めて観光する方にとっては、1枚のバスチケットで効率よく代表的な観光地を回れるので、ソウルシティツアーバスはお勧めです。ただしチケット代は少し割高ですので、別の観光プランが明確に決まっている方は、通常の地下鉄やバスを利用した方がよいかと思います。
ソウルシティツアーバスのまとめ
ソウルシティツアーバスを利用する前に知っておきたいこと!
①コースは江北巡り、江南巡り、夜景のだいたい3つ!
ソウルシティツアーバスは2社が運営していますが、コロナ禍の時期はバスの運行が中断されていました。現在は、運行準備中も含め、いくつかのコースが運行しています。ソウル観光の基本となるのは、江北エリアの観光スポットを巡る「都心古宮南山コース」と「伝統文化コース」です。
一方、江南エリアを巡るコース(運行準備中)は、バスの止まる停留所が少し特徴的ですので、行きたいスポットがあるかを確認して上で利用した方が良さそうです。
夜暗くなってから出発するのは、夜景を楽しむための夜間バスです。出発地から途中下車はできず、コースを1周して戻ってきます。
【タイガーバス】 ※光化門駅出発
【黄色風船バス】 ※東大門デザインプラザ出発
都心古宮南山コース
伝統文化コース
②バス車体の種類
バス車体の種類は、運行会社によっていくつかバリエーションがあります。ただし、基本的には停留所に着いたバスに乗るだけですので、どれかを選んで乗るわけではありません。天気の良い日はオープン型が快適ですが、悪天候時は屋根が閉まります。猛暑や極寒の日は、屋根がついの方が快適かもしれません。
【タイガーバス】 ※赤や青の車体が特徴!
- 2階建てオープン型(悪天候時に屋根閉まる)
- 1階建て一般オープン型(前方は密閉型、後方は悪天候時に屋根閉まる)
- トロリーバス
→参考:公式サイト
【黄色風船バス】 ※黄色の車体が特徴!
- 2階オープン型(開放型)
- 2階ハーフトップ型(前方は密閉型、後方は開放型)
- 2階一般型(密閉型)
→参考:公式サイト
③日本語の音声ガイドがある!
ソウルシティツアーバスを利用するメリットとして、1人1台提供されるヘッドホンで、観光地を説明する「音声ガイド」を聴くことができます。韓国語以外にも、日本語や英語で各観光地を案内してくれます。
④乗る前にはコスパを検討しよう!
シティーツアーバスは、朝9時台から17時頃までをバス出発時間として運行しています。午前中にバスに乗れば、夕方まで5時間以上バスを利用できますが、それでもコース内のすべての観光スポットを回るには時間が足りないと思います。バスの配車間隔は30分~1時間程度なので、バスを降りると、後続のバスに乗るまでの待ち時間も必要になります。1日の間で、コース内の行きたいスポットに3か所以上行けるのであれば、利用を検討しても良いと思います。
ただし、シティツアーバスならではのメリットは、地下鉄とは違ってソウルの街並みを眺めながら、観光地の音声案内を聞くことができる点です。バスに乗って南大門、青瓦台、景福宮、東大門などの眺めを見るだけでも、ソウルを観光した気分を味わえます!
⑤夏や冬、悪天候時の利用は慎重に!
シティツアーバスならではの開放感あるオープンルーフも、夏の猛暑・冬の厳しい寒さの時や、雨や雪の悪天候時には、楽しむことができません。こうした日は、屋根のあるバス室内で移動すれば良いですが、こうした条件でたくさんの観光地を回るのも一苦労です。
シティツアーバスで義務的な観光地巡りになってしまうのは本末転倒ですので、こうした悪天候条件での観光地選びとシティツアーバスの利用は慎重にしましょう!
⑥夜間コースはチケットの事前購入が基本!
夜間コースは、ソウルの夜景を楽しむコースです。出発地停留所(光化門駅または東大門デザインプラザ)からのみ、夜間コースのバスに乗ることができますが、ただし、土日や繁忙シーズンはバスチケットが売り切れることがありますので、事前にオンラインでチケットを予約購入しておいた方が安全かと思います。
なお、夜間コースは日没頃の出発です。季節によって出発時間が多少異なりますので、事前に確認しておきましょう。
ソウルシティツアーバスのチケット購入方法
バスチケットは、出発地のバス停留所にあるチケット売り場で購入できます(現金・クレジットカード)。そのほかに、「VISIT SEOUL」のWebサイト(リンク)で、チケット売り場の場所が確認できます。ホームページなどから事前に予約購入することも可能です。ソウルシティツアーバスの途中の停留所からバスに乗って、運転手から現金やT-moneyカードでチケットを購入することもできます。
なお、夜間コースは、土日などの当日チケットは通常売り切れてしまいます。予めオンラインで予約購入しておき、当日、出発地の停留所でチケットを発券する必要があります。
【タイガーバス出発地】
【黄色風船バス出発地】
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