どうも、ほわやんです。
最近はコロナで外出できずに、家でドラマを観る方も多いと思います。
そこで今回は、私が2006年頃、韓国生活にようやく慣れ始めた頃に観た韓国ドラマ5つの感想を紹介します。
当時、韓国では冬ソナのような純愛ドラマが多かったように思いますが、だんだん変わった色合いの異色ドラマが増えていったように思います。
思いっきりハイキック!(거침없이 하이킥!、2006年〜2007年) 全167話
三世代大家族の日常を舞台にしたシットコムドラマ、つまりコメディ調のホームドラマです。
それは、私が韓国に来て3年過ぎた頃に観た新しいタイプのドラマでした。
日常のごく普通のできごとの中に
大人げのない、大げさでバカらしい脚色
当時、私はこのドラマに大はまりで、私の韓国生活に笑いをもたらしてくれた、ありがたいドラマでした。
こういうタイプのドラマは、最近韓国であまりないようですので、またやってほしいなと思います。

思いっきりハイキック!DVD-BOXI
じじ・ばば役であるイ・スンジェとナ・ムニというのお二方が、劇中で大変良い味を出しています。
笑いも取れるハラボジ・ハラボジというのは、どの国でも大切にされるべき存在ということでしょうか?
さらにこのドラマは、日々の生活表現を学べるので、韓国語学習用として適しているように思います。Youtubeでも、さまざまなシーンが無料で視聴できましたのでご参考まで!(リンク)
白い巨塔(하얀거탑、2007年) 全20回
この有名ドラマは、もちろん日本でもおなじみの医学会ドラマ『白い巨塔』をリメイクしたものです。
原作が山崎豊子の長編小説ですので、もともとストーリがち密に練られてしっかりしています。医学会の暗部を明らかにするといった政治の色が強い内容です。
劇中での注目ポイントは、出世欲の強い悪役イメージの財前五郎(日本版では唐沢寿明)と、正義感あふれる善役イメージの里見脩二(日本版では江口寿明)という2人の主人公。
劇中での注目ポイントは、出世欲の強い悪役イメージの財前五郎(日本版では唐沢寿明)と、正義感あふれる善役イメージの里見脩二(日本版では江口寿明)という2人の主人公。
それを主演の2人がどう演じているかにあると思います。
キム・ミョンミン、いい演技するな
イ・ソンギュン、いい声しているな
このドラマでは、主演の2人だけでなく、その他の役者さんたちも良い演技をされていました。私は、権力争いを韓国っぽく描くドタバタ劇に引き込まれてドラマを観ていました。
当時、このドラマは、恋愛ドラマばかりの韓国ドラマ界に、新しい風を吹き込んだとも言われました。そういえば私の友人も、ドラマの登場人物がみな腹黒く善人がいない!と、皮肉交じりの絶賛をしていましたね。
最後に、このドラマで盛り上がるシーンには、「B rossete」というバイオリンなどの弦楽曲が出てきます。この曲、いろいろな韓国のテレビ番組で効果音のように使われますので、覚えておいて損はないでしょう!
太陽の女(태양의 여자、2008年) 全20回
幼い頃に生き別れになった、血の繋がっていない姉妹同士の愛と憎しみ、そして復讐と許しの過程を描くストーリです。
姉役としては、社会的に表舞台で成功した人気アナウンサーの役をキム・ジスが演じます。妹役は、家族と生き別れた後に孤児院で育ち大きくなった明るい女性の役をイ・ハナが演じています。
2人の姉妹は、互いが誰かを知らないまま、ある日、突然、出会います。
2人の姉妹、何が「太陽」だったのだろう?
このドラマは、私が韓国で観た初めての復讐ドラマで、太陽というよりは「ドロドロ」とした内容でした。
妹が姉と出会い、その後、姉を恨むようになる1つ1つの場面が、激しい感情を織り交えながらリアルに描かれています。
ドラマを見終えた後、私は、はたして彼女たちの何が「太陽」だったのかと考えました。
そういう人生の深みが描かれた本作を見たくなった方は、是非ご覧になってください。
人それぞれ、その「太陽」の意味は違うかもしれませんが。
天使の誘惑(천사의 유혹、2009年) 全21回
夫に復讐するために結婚した妻、その妻に殺されかけた夫、その後、整形して別人になって現れたその男が元妻に復讐する物語。
まず、このような舞台設定のドラマが、どのような展開になるのか、想像してみましょうか。
私にとってマクチャンドラマと言えば
それは「天使の誘惑」
マクチャン(막장)ドラマとは、韓国で2007年に使われ出した言葉なのだそうです。その意味をはっきり把握していなかったのですが、今回調べたら、本作のように舞台設定が行き過ぎて超非現実的なドラマのことのようです。
ちなみに韓国語で「マクチャン(막장)」とは、行き当たった(막다른)場所(장소)のことで、たとえば坑道の突き当たりのような場所を意味するようですね。

私にとってのマクチャンドラマ初体験が、まさに「天使の誘惑」でした。たとえば、整形した元夫が、復讐のために元妻に近づいて、自分の女にしていくなんてこと、もう気持ち悪すぎで無理すぎ!
ありきたりな韓国ドラマに飽きてきている方に、本作をお勧めしたいと思います。
アイリス(아이리스、2009年) 全20回
韓国ドラマの正道を行きたい方には、多少ありきたりでも「外れ」にはならない「アイリス」のような作品を観ましょう。
このドラマは、イ・ビョンホンとキム・テヒという2大トップスターが主演していることからもわかるように、各国の韓流人気に乗っかって初めからヒット前提・輸出前提で作られたドラマといえます。
イ・ビョンホンはかっこいい!
キム・テヒはかわいい!
当然のごとく、正統な韓国ドラマであるアイリスは、主演男優はかっこよく、主演女優は美しく作られています。
ストーリの内容は、外れのない王道なので、あえて説明しなくてもよいほどです。
簡単に言えば、南北間の緊張・対立状況を背景として、韓国の国家情報機関に所属する主役のお二人が恋愛しながら任務を果たすという物語です。
私にとって初めての韓国ドラマが「天国の階段」であるとしたら、日本帰国前に最後に見たのが「アイリス」でした。
ということで、私の1回目の韓国滞在期間(2003年から2009年)は、キム・テヒに始まりキム・テヒの出世を見て終わった、という一言でまとめたいと思います。
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