どうも、ほわやんです。
今回は、私が2010年以降に観た韓国ドラマを紹介したいと思います。
ただし、前半の2015年までは、私は日本にいたので、観た韓国ドラマの本数は多くなく、けっこう有名どころが多くなっています。
にしても、近年の韓国ドラマは、ずいぶんレベルが高くなったなと思います。
シークレットガーデン(시크릿 가든、2010年) 全20話
ヒョンビン演じる大財閥の御曹司が、ある日、ハ・ジウォン演じる貧しく暮らすスタントウーマンの女性に出会い、互いの体が入れ替わりながら恋愛するファンタジー要素の強いラブストーリ。
ヒョンビン、顔近づきすぎ!
ヒョンビンが腹筋運動をする有名なイチャイチャシーン。ハ・ジウォンが彼の両足をつかんでいると、彼は腹筋するたびにハジウォンに顔を近づけて彼女を見つめます。
女性からみたら胸キュンの場面も、男から見たらわざとらしいと叫びたくなります。
他にも、このドラマにはいろいろなエピソードが選り取りみどりで、それらも書きたいのですが、長くなるのでそちらはお預けとします。
ミセン -未生- (미생、2014年) 全20話
囲碁棋士の道をあきらめて、大企業に契約社員として入社することになった若き男主人公グレ。彼が囲碁で培った持ち前の素質と能力を武器に、学歴・スペックの高い同僚たちと渡り合っていく新入社員ストーリーです。
俺たちは、未生だ。
「未生」とは、韓国での囲碁用語で、まだ生き残ることが確定していない石のことです。この言葉は、男主人公グレの上司が、劇中で主人公に向けて言った言葉です。
会社という競争社会の中で、皆が生き残りの競争をしています。その中で「未生」という言葉を、グレではなく、人生の先輩であるグレの上司が言ったことに、人生の重みがあろうと思います。
このドラマのストーリーは、ビジネス展開の内容で細部はもうあまり覚えていないのですが、数少ない韓国の純会社ドラマとして、他のドラマでは変わるものがないように思います。
太陽の末裔(태양의 후예、2016年) 全16話
ソン・ジュンギ演じる韓国の特殊部隊の軍人と、ソン・ヘギョ演じる軍専従の女性医師が力を合わせて任務を果たすストーリー。その説明で間違ってはいませんが、それよりも、ソン・ソンコンビの二人が現実世界を離れた恋愛するストーリといったところです。
最初から最後まで、
ただのラブストーリー!
実はこのドラマで、二人がどんな任務を果たすかは、あまり重要ではありません。任務のために命をかけるという緊迫した舞台設定が重要で、その中にまさに究極の恋が生まれるわけです。
と思って、今回見てみたら、英語タイトルが『Love Under The Sun』になっているではないですか。太陽の下の愛、ですね。
すると「太陽の末裔」というタイトルは、何の意味か疑問が湧いてきます。それは、人類の生命のために身を賭して奉仕する「太陽」とでもいえる存在の軍人と医師が、歴史的に出会い、そして恋するということなのだと思います。
つまり本作はどこからどうみても、やはりラブストーリなわけで、英文タイトルがわかりやすく正しい!
なお、本作の後に結婚なさったお二人は、後で離婚しますよ、という話はここではしないでおきましょう。
愛人がいます(애인 있어서、2017年) 全50話
あらすじはけっこう複雑なのですが、簡単にいえば、大会社の御曹司である男主人公(チ・ジニ)が女性弁護士(キム・ヒョンジュ)と結婚し、その後、離婚しようとする頃にその妻は交通事故に遭います。そして、何年か後に、記憶喪失になった妻があらわれ、あーなって、こーなってというストーリーです。
キムションジュ、
何人いるんだい?
冷酷な女性弁護士役を演じたのはキム・ションジュなのですが、事故で記憶を失って別人格となった朗らかな役も演じ、さらに記憶を取り戻して人格が混同した役も演じています。
さらに、行き別れた双子の妹の役もキム・ションジュが演じることに。この妹は方言丸出し、バカ正直で少し粗暴な役柄になっています。
全50回で長めのドラマですが、私は中だるみすることなく、楽しく最後まで観ました。ドラマの雰囲気は、離婚、自殺、殺人、陰謀、不倫といった大企業の社長家庭の中に、オアシスのような善人弁護士が登場して、悪を暴いていくといったものです。
被告人(비고인、2018年) 全18話
主人公である検事が、妻と娘を殺した濡れ衣で死刑囚として収監され、記憶喪失に。その後、真犯人と対決していくストーリーです。
なんだ、ただのサイコパスかっ!?
このドラマは、真犯人が誰かを推理する内容ではなく、ほぼ初めから真犯人はわかっています。そう真犯人のミノは、大会社の社長という仮面の裏側に、人殺しもいとわない冷酷な男。
うん、この人物像は、舞台設定をはちゃめちゃにするために、よくありがちな韓国ドラマの定番盛り上げ役です。そういえば、ドラマ『愛人がいます』の大企業家庭の婿役の男も同じような役柄でした。
なんかクズ男ばかり、近年の韓国ドラマでは見ているような気がします。私のドラマ選択の偏りのせいかもしれませんが^_^。
ミスティ(미스티、2018年) 全16話
業界トップのニュースキャスターである女性主人公(キム・ナムジュ)。その仕事一筋の生き方に、夫(チ・ジニ)との関係は冷え切っています。そんなある日、女性主人公の元恋人が現れ、誰かに殺されるというストーリーです。
チ・ジニ、未練たらしいなぁ、もう
彼は、自分でプロポーズしておきながら、沈着冷静な妻の性格に愛想を尽かして、自ら離婚の危機まで持って行きます。その男、『恋人がいます』のチ・ジニと同じ度量の狭い役柄。
もう私の中では、彼は煮え切れない男としてイメージが確定してしまっています。次は、このイメージを壊すチ・ジニのドラマを見てみたいと思います笑。
美しい世界(아름다운 세상、2019年) 全16話
中学3年の男子生徒が、ある日、学校の屋上から飛び降り意識を失います。自殺か事故かわからないその事件の真相解明を軸として、その男子生徒の家族たちと、その生徒の親友とその家族たちでストーリが進んでいきます。
深い闇の中の一筋の希望
このドラマが描くのは、まったく持ってして美しい世界ではありません。大人たちの自分さえ良ければ良いという、汚れた闇の世界が描かれています。
その中で、飛び降り事件は中学生たちの世界を舞台として起こりました。その真相究明に、大人たちの様々な思惑が絡んでくるのです。
そんな中、一筋の希望を持って、飛び降りた男子生徒のことを信じ抜く家族たちと、それに協力する一人一人の小さな行動とが細くつながりながら、物語は進んでいきます。
このドラマのジャンルは、サスペンスといえるものですが、その中で大人はどうあるべきかということを、主人公の家庭を通じて真摯に教えてくれる内容でした。
コメント