最近、韓国では、住んでいる地域内の住民同士で中古品を直接売り買いすることができるフリマアプリ「タングンマーケット(당근마켓)」が非常によく利用されています。

韓国でスマホを所持していれば、アプリをダウンロードして利用が可能で、うまく活用できれば生活を便利にできること間違いなしです。ただ、住民同士の物品売買の連絡は、チャット機能により韓国語で直接しないといけないので、心配もあると思います。

以下、タングンマーケットのアプリ紹介や、その使い方、安全な取引方法などをご紹介します。



タングンマーケットとは?

タングンマーケット(당근마켓)は、地域型の中古品取引ができるスマホアプリです。近所に住んでいる住民たち同士で、売りたい物品を自由に出品したり、出品されている物を検索して、その中から欲しい物を購入したりすることができます。

タングンとは韓国語で人参のこと。このアプリの日本語名は「キャロット(karrot)」と言うようですね。

このアプリの名前の由来は、「あなたの近所の直取引マーケット(처의 직거래 마켓)」を略して、タングンマーケット(당근마켓)と名付けられたようです(参考:企業ホームページ(韓国語))。

タングンマーケットは、2015年7月に、韓国の大手IT企業であるカカオ社出身のキム・ヨンヒョン代表とキム・ジェヒョン代表が創業しました。創業前、2人は職場の同僚だったそうで、カカオ社の中古品取引のオンライン掲示板をビジネスアイデアとして、IT企業やベンチャー企業が集まる板橋(パンギョ)で「板橋市場」というモバイル用中古品仲介アプリを出したのがタングンマーケットの始まりでした(参考:週刊朝鮮2020.2.10記事(韓国語))。

当初は物品の直取引を目的としたサービスからスタートし、その後、サービスが拡大されて、地域内のさまざまな生活に関わる事柄を解決したり情報を交換したりすることもできるアプリとなっています。

タングンマーケットは徐々に利用者が増え始め、2018年以降、利用者が急増し、2021年1月の利用者は1325万人に達しています(参考:ウリ文化新聞2021.5.2記事(韓国語))。


タングンマーケットの使い方


アプリ利用の始め方

1. Google Playまたはアップルストアで、タングンマーケット(당근마켓)のアプリをダウンロードします。

2. アプリを起動し、住んでいる地域「マイタウン」を選択します。

3. 利用しているスマホの電話番号で個人認証を行い、ユーザ登録します。

4. スマホの現在位置に基づいて、マイタウン認証(동네인증)を行います。


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物品の購入

1. アプリを起動し、購入したい物品を探します。物品名で検索したり、特定のカテゴリ(デジタル機器や生活家電など)の中から出品されている物を探すことができます。

2. 購入する物品を選択し、出品者にチャットで連絡します。このとき、物品の詳細情報や取引方法のほか、出品者の情報(マナー評価や出品物、購入者のレビューなど)を確認することができます。

3. 出品者とのチャットで取引方法を決め、金額を支払い(口座入金など)、物品を受け取ります。

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タングンマーケットを安全に利用するために

タングンマーケットは、出品者との間で中古品を直接売買するため、安全に取引ができるか心配になるかと思います。いくつか注意点を記しておきますので、ご参考ください。

  1. 物品の受け取り方法を慎重に決めること。玄関前に物品を取りに行く場合などは、紛失の可能性もある。直接会って物品を受け取るのが安全だが、夜遅くの時間帯を避け、人の多い場所で会うのが望ましい。

  2. 購買前に、出品者の情報を確認すること。出品者のマナー評価(マナー温度36.5℃より高い場合が高評価)を確認し、購入者レビューの履歴を確認しておくことが望ましい。

  3. 出品者とのチャットでは、相手の電話番号を確認しておくこと。出品者がキャンセルする場合もあるため。

  4. 購入後は、出品者のマナーを評価するのが良い。後日、同じ出品者から物品を購入する人のために、マナー評価やレビューをしておく。

タングンマーケットの裏技

家具やベビーカーなど、タングンマーケットで中古品を安く買って、数年使ったあと、再度出品して売れば、差額だけでその物品を使うことができます。もし同じ価格で売れれば、実質無料で使うこともできるかもしれませんね。





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