おにぎりと言えば、和食の基本的存在ですが、韓国では、コンビニで売っている三角おにぎり(サムガッキムパプ/삼각김밥)として知られています。
小腹が空いたとき、安く手軽に食べられる簡易ご飯食という位置づけですが、さまざまな種類が棚に並んでいると、どれを買おうか迷うことをしばしばです。
韓国のコンビニでいつでも買える食べ物でありながらも、脚光を浴びることのない、そんな地味なB級グルメ。
今回の記事では、韓国のコンビニおにぎりを食べてみよう!と思う方のために、基本的な小ネタをご紹介したいと思います。
【目次】
韓国のコンビニで売られているおにぎり
韓国のコンビニおにぎりってこんなもの!?
韓国のコンビニおにぎりといっても、おにぎりのカタチ自体は日本のものとほぼ同じです。そう、日本でビニールに包まれて売られている、三角形をした海苔おにぎりというやつです。ただし、韓国のコンビニでは、商品棚の一区画に、おにぎりが売られてはいますが、日本のコンビニのように大量のおにぎりがズラッと陳列されて売られている、ということはありません。
さまざまな種類のおにぎりが1、2個ずつ売られていることが多く、少数多種の品ぞろえとなっています。このため、韓国のコンビニでおにぎりを買おうとすると、どれを買おうか迷うことが多いと思います。
そして、そのおにぎりの中身の具材は肉を使ったものがほとんどで、韓国人好みのコチュジャン味のものも多いです。おにぎりを巻く海苔は韓国のりで、ごま油と塩で味つけして焼き上げた、サクッとした食感のうす海苔です。
もともと韓国では、こうした三角形おにぎりを食べる習慣はありませんでしたが、1990年代初頭にセブンイレブンで販売されるようになったといいます。しかし、おにぎりを作る製造設備も乏しかった当時は、1個1,000ウォンほどで、当時の韓国の物価に比べるとかなり高かったようです(参考リンク(韓国語))。
その後、韓国でコンビニおにぎりは徐々に普及し、現在でもおにぎりの値段は1,000ウォン程度で、非常に安い食べ物になりました。
韓国で三角形のおにぎりは家庭で食べることはほとんどありません。家庭で食べるのはチュモッパブ(주먹밥、握り飯の意味)で、これはピンポン玉より小さい丸型の握り飯になります。
とりあえず基本の韓国おにぎりを押さえておこう!
韓国のコンビニおにぎりは、近年、開発された味のものばかりで、ある意味、その種類は何でもありという感じがします。そのうち、よく食べられるものを紹介したいと思います。韓国のコンビニGS25のおにぎり商品
ジョンジュビビンバ(전주비빔밥)
コチュジャンで甘辛く味付けされたビビンバを握ったおにぎりで、たいてい具材として肉が入っています。基本中の基本の韓国おにぎりと言えるかもしれません。牛プルコギ(소고기 불고기)
牛の焼き肉の入ったおにぎりで、コチュジャン味のものと、しょうゆ味のものとがあります。豚肉炒めコチュジャン味(제육볶음)
コチュジャンで味付けされた豚の焼き肉の入ったおにぎりで、豚肉炒めを意味するチェユッポックン(제육볶음)と言います。タッカルビ(닭갈비)
コチュジャンで味付けされた鶏肉の具材を使ったおにぎりです。ツナマヨ(참치마요)
ツナマヨが入ったおにぎりで、日本のおにぎりと同じ具材を使うものとして、ほぼ唯一と言えるかもしれません。ツナキムチ(참치김치)
ツナとキムチを合わせて炒めた具材を入れたおにぎりです。コンビニおにぎりの食べ方・上級編?!
韓国では、韓国のり巻き(キンパッ/김밥)と一緒にインスタントラーメンを食べることがよくあるのですが、この法則は、コンビニおにぎりを食べるときにも当てはまるようです。韓国のコンビニで、おにぎりとカップラーメンを買って一緒に食べれば、韓国入門を卒業と言えるかもしれませんね。炭水化物ばかりでカロリー高めになる点はご容赦を!(笑)。
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