韓国は大陸性の気候で、夏は日本と同じぐらいに暑いですが、冬は寒く乾燥する傾向があります。ただ、韓国でも南部は日本と地理的に近く、日本の気候と似ています。

今回の記事では、韓国の気候の特徴と韓国各地の気候についてまとめてみました!




韓国の気候の特徴は?

韓国は、日本と同じ緯度にあって四季がはっきりしていますが、大陸性気候の影響を受けているため日本より気温差が大きいというのが特徴です。このため日本よりも冬は寒く、夏は普通に暑いですが夏の期間は短くなり、春と秋は朝晩が冷え込みます。こうした大陸性気候の特徴は、朝鮮半島を北へ行くほど、そして東部より西部が顕著になります。

ソウルの位置は韓国の北西部で中国大陸寄りにあるので、冬は非常に寒く乾燥します。一方、釜山や済州島は、韓国の南側にあって海にも面しているため、日本の気候に近いです。

韓国でもっとも寒いのは、平昌オリンピックが開かれた韓国北東の江原道山間部といわれます。ただ、そこから山地を東側へ下って東海岸に出ると、そこは江原道海岸部で比較的温暖な気候となります。

韓国は日本より降水量は少なめで、冬も雪が時々降る程度ですが、近年は夏になると各地で水害が多く起こっています。

日本の気候との比較
  • 寒暖の差が大きい(年較差・日較差)
  • 黄砂の影響が強い
  • 桜前線はある
  • 梅雨は短め
  • 夏は暑いが短め
  • 台風は少し弱まって来る
  • 紅葉前線もある
  • 冬は寒く乾燥し、たまに降雪
  • 1月が最も寒い


韓国各地の気候は?

한반도각지



ソウルの気候

ソウル(서울)の冬はかなり寒く、12月~2月は日中も氷点下の時があります。特に寒波の日には-10℃を下回るため、防寒対策が欠かせません。

一方、ソウルの夏は連日30℃を超え、暑いですが、8月下旬になると暑さは落ち着き、日本より夏は短いです。

ソウルの平均気温は、1月が-2.3℃、8月が25.9℃です(2001年以降の統計、以下同)。

釜山の気候

釜山(プサン/부산)は、日本の福岡に距離的に近いため日本の気候に似ており、冬は東京より少し寒い程度です。夏も暑く、9月まで残暑が残ります。

釜山の平均気温は、1月が3.3℃、8月が26.0℃です。

木浦の気候

木浦(モッポ/목포)は、釜山とほぼ同じ緯度にあって釜山と似た気候ですが、西海岸にあるため冬は釜山より寒いです。

木浦の平均気温は、1月が1.4℃、8月が26.0℃です。

済州島の気候

済州島(チェジュド/제주도)は、韓国で最も温暖な気候として知られています。年間を通して東京と同じくらいの気温です。

済州島の平均気温は、1月が5.9℃、8月が27℃です。

江陵の気候

江陵(カンヌン/강릉)は、韓国の北東部の江原道東海岸にある都市です。ソウルと同じくらいの緯度にありますが、ソウルほどは寒くなく一日中氷点下とまではなりません。夏は涼しく、最高気温が30℃以下の日もよくあります。

江陵の平均気温は、1月が0.5℃、8月が25℃です。

江原道東部の山間部の気候

韓国で最も寒い地方といわれるのが江原道東部の山間部で、冬季オリンピックが開かれた平昌(ピョンチャン/평창)がこの地方に該当します。

平昌の近くにある大関嶺(テクァンリョン/대관령)の平均気温は、1月が-7.2℃、8月が20℃です。

番外:北朝鮮の気候は?

北朝鮮の気候を調べてみたところ、ソウルや江陵を北上するにつれ、徐々に寒くしていくような気候でした。

北朝鮮の最北西部にある新義州(シニジュ/신의주)の平均気温は、1月が-8℃、8月が24℃のようです。ソウルをさらに厳冬にしたような気候です(参考)。




ブログランキングに参加中です!
↓のリンクを1日1回ポチっと応援して頂けると、ランキングに反映され嬉しいです。


にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へ
にほんブログ村