韓国第3の都市「大邸(テグ)」に行く前に知っておきたいことを紹介！ : 韓の風に乗って～韓国情報ブログ〜

今年は大変な年になって、韓国でも大邱(대구、テグ)で新型コロナウイルスの大規模感染が発生し、大きな騒ぎになってしまいました。

大邸には、近年、日本からの観光客も増えていると聞きます。そこで、今回の記事では、観光資源や食べ物も豊富で、市外との交通アクセスもよく、買い物も楽しめる、そんな大邱について特集します。

【目次】

まずは大邱の基本を押さえておこう
大邸に行く前に知っておきたい7つのこと！
①夏暑すぎが周知の事実！
②琴湖江は住民の憩いの場所
 ③リンゴの街、美人の街
 ④八交山と桐華寺
 ⑤三星ライオンズのホームタウン
 ⑥伝説の歌手・金光石
 ⑦大邱地下鉄放火事件
簡単に大邱市の観光スポットをおさらい

まずは大邱の基本を押さえておこう

大邸市は、韓国の南東部・慶尚道の中央に位置し、古くから地方の拠点都市でした。現在でも250万人近い人口を抱えており、韓国でソウル、釜山(プサン)に続く第3の都市とも言われています。

(原本へのリンク)

大邸は、ソウルと釜山を結ぶ大動脈である京釜高速道路沿いにあって、釜山寄りに位置しています。日本でいえば、東京都と大阪の間で大阪寄りにある名古屋のような位置づけになると思います。

空路または陸路で大邸市に入るための交通上の玄関は、大邸市内の東側である東大邱です。日本から大邱に入る場合には、東大邱にある大邱国際空港を利用します。KTXや高速バスで大邱に入る際は、東大邸駅または東大邸高速バスターミナルを利用し、この2つは互いに隣接しています。

大邱市内は、市内バスやタクシーにより移動することができるほか、地下鉄が2路線、モノレールが1路線開通しています。ただし、これらの路線が空港に繋がっていない点は注意が必要です。

大邸は、四方を山に囲まれ、市内の東西に川が流れる、自然豊かな盆地型の内陸都市です。市街地はショッピングやグルメを楽しむことができ、少し郊外に出れば自然豊かな観光スポットが点在しています。

そんな大邱は、かつてどのような場所だったのでしょうか。

大邱は、古くは新羅(前57年～935年)の都のあった慶州(キョンジュ、경주)からも近くにあり、かつて慶尚北道は仏教の中心地だったと言われます。このため、大邱には、そうした仏教の遺産が残っています。

李氏朝鮮時代には、大邱に「慶尚監営」と呼ばれる官庁が置かれ、慶尚道の行政・産業・軍事の中心地でした。現在の市内の中心部には、かつて城壁(대구읍성)で取り囲まれていたと言います。現在でも、大邱市には、新しい街並みとともに、古くからの様々の文化遺産が残されおり、そうした古い文化遺産が楽しめるのも大邱の魅力だと言えるでしょう。

名称：大邱広域市

面積：約883平方km

人口：約244万人（2020年2月）

編成：7つの区と1つの郡

KTX：東大邱駅(ソウルから2時間弱、釜山から45分)

地下鉄：2路線(コネスト路線図)

モノレール：1路線

高速バス：東大邱高速バスターミナルあり(ソウルから約3時間半)

空港：大邱国際空港(成田、大阪・関空、福岡、札幌、沖縄からの直行便あり)