ソウルには、李氏朝鮮時代に造られた5つの古宮があります。その中で、おすすめ観光スポットの最有力が景福宮であるとしたら、次点は昌徳宮(창덕궁、チャンドックン)といえるかもしれません。

自然豊かな韓国唯一の宮廷庭園として有名であり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

ソウル中心部にあって、景福宮や明洞からも行きやすいです。隣接して昌慶宮(창경궁、チャンギョングン)、道路を挟んで宗廟(종묘、ジョンミョ)もありますので、これらのスポットも一緒に観覧してもよいと思います。

今回は、昌徳宮について紹介します。
(なお、宮殿庭園である後苑については、後日、記事化予定)


昌徳宮に行く前に知っておきたいこと!


昌徳宮は、李氏朝鮮が建国されて13年後の1405年に、正宮である景福宮の離宮として建造された宮殿です。このため、景福宮の東側にあって東殿とも呼ばれていたそうです。

昌徳宮は、全体で約135,000平方mの敷地であり、これは景福宮の3分の1くらいの広さです。その敷地内には、13棟の宮殿の建物があります(昌徳宮の全体写真)。


入り口「敦化門」付近の古画
(東闕圖、1820年代製作)


昌徳宮の北半分は、後苑(フウォン)または秘苑(ビウォン)と呼ばれ、ガイド付きの特別観覧により入ることができます。静かで豊かな自然の中に、28棟の楼閣があります。

昌徳宮が建造された1405年は、第3代王である太宗(テジョン)5年でした。第二の宮殿”として建造されて後は、時代により、王の即位式や住居などに使われたりもしました。

しかし、秀吉による1592年の朝鮮出兵(壬辰倭乱)に際して、景福宮と共に昌徳宮も焼失してしまったと言います。

その後、第15代王である光海君(광해군、クァンヘグン)の1610年に、昌徳宮の方だけ再建されました。それ以降、約270年もの長い期間に渡り、李朝の国王が居住しながら国を治めるために正宮として使用されました。

1868年に景福宮が正宮として再建されると、昌徳宮はその役割を終えます。

1910年以降の日本統治時代には、昌徳宮は大火災や改築により損害を受けましたが、順宗(スンジョン)を始めとする朝鮮の皇族が引き続き居住していた宮殿でした。

解放後も、韓国政府の所有になりながらも旧皇族が最期まで住んでいたようです。1990年代に入り、大規模復元作業が行われました。
 
<昌徳宮の主な歴史>

1405年、景福宮の離宮として昌徳宮創建
1406年〜1412年、後苑造成。錦川橋・敦化門建立
1592年、文禄の役にて、景福宮・昌慶宮ともに焼失
1610年、昌徳宮再建
1868年、景福宮が再建。昌徳宮は再び離宮として使用される
1910年、韓国併合後、大火災や改築
1990年〜1999年、大規模復元作業
1997年、ユネスコの世界文化遺産に登録

参照リンク(韓国語)


昌徳宮の見どころ(フォトスポット)


敦化門(돈화문)

昌徳宮の歴史的な正門であり、観覧客用の入口でもあります。石造である景福宮の光化門と異なり、2階建ての木造の門となっています。

ソウルに残っている木造2層門としては最古のものだそうです。当初、1412年に建築されましたが、現在の門は1609年に再建されたものです。

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錦川橋(금천교、クムチョンギョ)

敦化門を潜って中に入ると見えてくる、仁政殿への手前にある石橋です。

1411年に建設され、ソウルに残る最古の石橋のひとつだそうです。

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仁政殿(인정전、インジョンジョン)

国政が行われた昌徳宮の正殿です。

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楽善斎(낙선제、ナクソンジェ)

第24代王である憲宗13年(1847年)に側室・金氏が住むところとして建てられました。

英王(ヨンワン)とその后である李方子女史、そして徳恵翁主(トッケオンジュ)が日本から帰国した後に過ごした場所でもあります。


昌徳宮のまとめ
  • 昌徳宮:景福宮の東方面にある離宮
  • 行き方:ソウルの地下鉄3号線アングッ駅3番出口から徒歩5分、地下鉄5号線チョンノサンガ(鍾路3街)駅6番出口から徒歩7分•地図(GoogleMap)
  • 平日の月曜は休業
  • 所要時間は一般観覧1時間程度+後苑特別観覧90分程度
  • 営業時間は9時から17時〜18時半(季節により変動)まで
  • 入場料は大人3000ウォン、子供1500ウォン
  • 後苑特別観覧料は追加で大人5000ウォン、子供2500ウォン

昌徳宮の観光をより楽しむためには

  • 韓服を着用していくと無料
  • 毎月最終水曜日(文化の日)は一般観覧が無料
  • ガイド付き観覧(日本語、韓国語、英語、中国語)あり。日本語ガイドは入場12:30からの60分間。敦化門-仁政門-宣政門-熙政堂-大造殿-誠正閣-楽善斎 
  • 後苑特別観覧はガイド付き観覧のみ可能。日本語ガイドは入場10:30からの90分間

昌徳宮のお勧めサイト


昌徳宮について、詳しく知りたい場合は「ソウルなび」。マップ有り。


韓国語の公式サイト「昌徳宮管理所」。最新情報はこちらを。







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