韓国の新幹線と言えば、その名は「KTX」です。ソウルや釜山から地方へ行くのに利用する方も多いでしょう。

しかし、KTXをはじめて利用する方にとっては、いろいろと不安になることもあると思います。そこで今回の記事では、KTAの手引き的な内容をざっくり要約してみました。

ただ、KTXの乗り方については、コネストに詳しく説明されていますので、皆さん、そちらを参考にしてもよいように思います。


まずは、KTXの豆知識を紹介!


KTXは、韓国高速鉄道を意味する「Korea Train eXpress」を略して付けられた名前です。ソウルと釜山を中核としながら韓国の各主要都市を結んでいる超高速鉄道で、まさに韓国の新幹線と言えます。

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KTXは、韓国鉄道公社(KORAIL)という韓国の国有企業によって運営されています。車両には、フランスの高速鉄道TGVの技術が導入されました。

1992年にKTXの起工式が行われ、工事が始まりました。その後、工事は遅れながらも、2004年から2010年にかけて段階的に、ソウルから釜山(プサン)を約2時間40分で結ぶ慶釜線(キョンブソン)が開通されていきました。

現在は、その他の複数の路線も開通しており、仁川空港駅からKTXに乗ってソウル駅へ、さらにソウル駅から大邱(テグ)、全州(チョンジュ)、慶州(キョンジュ)などの各地へ行くことができるようになっています。

2018年には、平昌冬季オリンピックの開催のために、ソウルの東方へ江陵線(カンヌンソン)が開通しました。この路線はさらに延長されて、2020年に東海線(トンへソン)の開通が予定されていると言います。

以下は韓国のKTXを含めた路線図です。太めの線がKTXに相当します。

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KTXを快適に利用するために知っておきたい6つのこと!


1. ソウルはソウル駅や龍山駅が主要玄関

ソウル市からKTAに乗るに際しては、ソウル駅または龍山(ヨンサン)駅から利用することが多いと思います。仁川空港駅からもソウル駅と龍山駅へとKTXが直通しています。

何となく龍山駅は、東京の品川駅みたいなイメージがしますね。


2.基本は全席指定席!

KTXは、全席指摘席であり、新幹線の自由席に当たるものはありません。席の種類には、普通指定席である「一般室」の他、グレードの高い「特等室」もあります。

なお、席に座らない「立ち席」というチケットもあります。このチケットでも一応、折りたたみ式の席には座れるとのことですが、料金が多少安くなるだけなので、あまりお勧めしません。


3.窓口購入のほか、ネットでの予約も可能!

乗車チケットは駅の窓口でも購入できますが、KORAILの公式サイト(Link)や公式アプリを使って予約をすることもできます。

コネストのホームページからもチケットの購入が可能なようです。

KORAILの公式サイトによれば、1月前からの乗車チケットの予約が可能なようです。


4.KTXの料金は新幹線の半額以下

KTXの乗車料金は、日本の新幹線より安いです。KORAILの公式サイトによると、ソウル-釜山間で一般53900ウォン、特等83700ウォンとなっています(2020年3月24日現在)。

ソウル-釜山間の距離は417.4kmであり、東京駅を起点して名古屋駅と京都駅の間くらいです。KTXの乗車料金は、同距離の新幹線に比べて半額以下になると思います。

なお、一般室の料金の場合、子供料金(12歳以下)は、大人料金の半額に設定されています。


5. 改札なしに乗る

KTXに乗るときには、新幹線のように乗車チケットを持って改札を通ることはありません。素通りでKTXまで乗り込めます。私が乗った時には、車内検札もされませんでした。

これはヨーロッパ式で「信用乗車方式」というようですね。どのように乗客管理されているのか、また別の機会に調べてみたいと思います。

購入した乗車チケットは、紙かスマホ上で座席確認ができるようにしておけば良いと思います。その上で、指定された時間、指定された席を守ってKTXに乗車しましょう


6. Wi-Fi完備!

KTXでは、車内でWi-Fiが使えます。また、座席ごもに、充電用のUSBポートと220Vコンセントも設置されています。


KTXのお勧めサイト

定番「コネスト」に、あらゆる利便情報が詰まってます。


KORAILの公式サイト
です。乗車チケットの購入が可能です。


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